アカデミーコース ディベート大会
2015.08.05

2015年7月31日(金)

毎年恒例となったアカデミーコース ディベート大会が開催されました。

今年度は、9の縦割り班が3会場に分かれて行いました。例年通りの進め方で、2・3年生はさすがに慣れた様子でした。

司会・進行すべて生徒がします。

司会・進行すべて生徒がします。

〈ディベートの進め方〉

テーマはあらかじめ提示されています。しかし、「肯定」側になるか「否定」側になるかは、くじによって決まるので、テーマに沿って「肯定」と「否定」両方の資料を準備し、進め方のパターンもいくつか想定しておかねばなりません。

入念に調べた資料

入念に調べた資料

自分自身は肯定だと思うテーマにおいても、「否定」側となれば、(なぜ「否定」なのか)を筋道を立てて発言していきます。また、質疑・反駁(はんばく・・・反論すること)など、自分のチームが優位となるよう、作戦タイムを有効に使い、チームメートと相談しながら、臨機応変に対応する必要があります。

作戦タイム

作戦タイム

反駁(はんばく)の様子

反駁(はんばく)の様子

結論の様子

結論の様子

発言は、内容だけでなく声の大きさや話すスピードでも判定されます。統計資料や根拠となるデータが正確に提示されているか、その示し方はわかりやすいかなど、判定シートには細かな記入欄があります。こうして、生徒の判定がまとめられ、「肯定」「否定」の勝ち負けが決まります。

今年度初の試みとして、それぞれの会場で展開されるディベートの様子を、ビデオカメラで撮影し、最後に全員で視聴しました。全く違う9つのテーマがあり、黒板を使って資料の解説をする班や、いくつかの統計データを提示しながら発表を展開させる班もあり、どの班も細かな工夫がありました。1・2年生には、来年へのよいお手本となりました。

感想を書いています。

感想を書いています

判定シート

判定シート

3年生の中には、聞いている先生を呻らせるような発表がありました。また、どう発表すれば相手によりよく伝わるかと「声の抑揚」や「ジェスチャー」を入念にチェックして挑んだ3年生や、リーダーシップをとらなければならないプレッシャーに胃痛を訴える3年生もいました。こうしたさまざまな経験が、これからの進路できっと役立つことでしょう。