2013年度 アカデミーコース  ディベート大会
2013.08.08

8月6日(火)、夏期補習の3~5限(12:40~17:10)を使って、毎年恒例となったアカデミーコース ディベート大会が開催されました。 今年で6回目となるこの取り組みの目的は、

○テーマに対して知識を深め、多角的に考察する力を育成する。

○人前で理論的に大きな声で発言する。

○チーム内で役割を分担し、意見を発言する。

○アカデミー生の交流をはかる。

テーマは、「軍隊・核を保有すべき」「国民年金制を廃止すべき」という社会的なものから「日本のドラフト制を廃止すべき」というユニークなものまで多岐にわたる9つのテーマが設定されました。そして、アカデミーコースの先生の指導のもと、全学年を縦割りにした9つの班で、リーダーの選出やあらかじめ提示されている3つのテーマについてのリサーチなどが進められてきました。

3会場に分かれ、それぞれの会場で3試合が行われます。司会進行・タイムキーパー・勝敗の判定などすべてが生徒によって進められます。ディベート開始5分前に、くじ引きで「肯定側」と「否定側」が決定し、すぐに進め方、質疑や反駁(はんばく)を想定した作戦会議を持ちます。

司会進行とタイムキーパーによりディベートが進行していくと、判定担当の生徒たちは、声の大きさや理論立てて話しているか、発表はどのようなデータに基づくものかなど、決められたいくつかの判定基準に沿って、判定を進めていき、双方の結論の発表後、判定が集計され勝敗が決まります。

初めての経験となる1年生は、リサーチの段階から(どう調べて良いのか分からない)と戸惑うことも多かったようですが、先輩のリードのおかげで、堂々と発表や質問をし、いきいきと参加していました。受験勉強で忙しい先輩の分もがんばったのが2年生でした。上手に3年生と1年生をつなぎ、リーダーの3年生を立てながら討議の中心となっていました。受験勉強の天王山まっただ中の3年生は、夏期補習の合い間をうまく使ってリーダーとしての役割を果たしました。

自分の意見を発表すればいいだけではないディベートは、たいへん難しい上に、人前に立つことが苦手な生徒もいて、生徒の大半が、夏期補習中の行事として仕方なく参加しているのでは・・・と思いながら見学しましたが、どの会場でも笑いあり、白熱の討議あり、「その通り!」という納得ありで、とても楽しく充実した試合が行われていました。

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討議前の準備

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討議の様子