平成25年度 生徒会誌より ①   ~在校生メッセージ~
2014.06.17

毎年、本校では「生徒会誌」を作成しています。卒業生のメッセージ・在校生のメッセージ・担任の先生のメッセージや、1年間の生徒会活動の概要やクラブ活動の記録などが掲載されています。

これから、数回にわたって、「生徒会誌」の内容を、皆さんにご紹介していきたいと思います。

まず始めは、在校生のメッセージです。

一年A四組小田 悠介(守山南中出身)

近江高校に入学し、もうすぐ一年が経とうとしています。一年を振り返ると色々な事、行事がありました。宿泊研修では、知り合ったばかりのクラスメイトと話したり、寝食を共にしたりしたことで仲良くなれました。ただ、やはり初めは気まずかったのを覚えていますが、それから話せる友達ができて、学校が段々楽しくなっていきました。その後の遠足では、長浜市街をクラスの新しい友達と散策して、長浜市の事もよく知る事ができました。

体育祭では、「命ソーラン」に取り組み、まったく分からない中、三年生の皆さんが前で踊って指導してくださり、少しずつ踊れるようになっていきました。なかなか上手に踊れない人にも、先輩方は優しく丁寧に指導してくださいました。三年生の皆さん、本当にありがとうございました。本番では、三年生と二年生と共に一つになって踊ることができました。三年生の存在は、とても大きく頼りがいがありました。この先は、先輩方のような後輩の鑑になれるよう、学校生活や行事に励んでいきたいと思います。

この1年間を振り返って櫛田 まり奈(彦根東中出身)

「今日大東先生機嫌いいかなー。」そう考えると同時に、決まって朝の校歌が流れ出す。

その生活が、もう1年経とうとしているがまだ私から新鮮さが消えない。

それは私たちが学校生活で見つけた「先生たちのおもしろさ」や「6組のよさ」が毎日発見できるからだと思う。

授業が始まると、各教科の先生の口癖などを研究し、マネして遊んだりするのがはやったりした。例えば、赤羽先生は黒板の消し方がきれいだから「絶対A型やわー」と、うわさしたり、普段厳しい大東先生の書く字がとても可愛いので「女の子の字みたーい」と常に授業の勉強だけでなく、先生の特徴も学んでいる。それが1年近く一緒にいて気づいた「6組らしさ」。

また「6組らしさ」が1番あらわれたのは9月に行われた文化祭でクラスみんなで作った「ONEPIECEモザイクアート」だ。最初は夏休みの宿題として何となく,わけもわからず塗りつぶした紙が、みんなの紙と合わせると1つのおっきなおっきなおっきなおっきな絵が完成した。出来上がった作品の大きさや綺麗さをみてみんな本当に驚き,感動したことを鮮明に覚えている。宿題として渡されたときの同じ紙とはまるで比べものにならないほどの価値がそこにはあったと思う。そして、この作品を作り上げることで「6組の絆」も芽生えたと感じている。クラスが始まった当初から私たちは他のどのクラスにも負けないくらい仲が良かったと自信をもって言えるが,あの1週間を通してさらに絆は深まったのではないだろうか。文化祭では目標としていた賞は獲れなかったけれども,それ以上に大切なものが見つかったので今は本当に満足している。

この1年の生活が楽しく過ごせたのは本当に6組のみんなのおかげ。4月になったら,文理医療の選択ごとのクラスにわかれるけど,この1年で得ることができた宝物はずっと私のなかに大事に残しておきたいと思います。

みんな1年間ありがとう!!!!来年もよろしくね!!!!!!!!!

“縛り”から鯖戸 李都(彦根西中出身)

まさに春夏秋冬。肌寒い日も、暖かな日も、晴れて澄み渡る日も、空が荒れている日も。まるで私たちの心を映し出すかのように変化し続ける空と共に、この1A8で日々を過ごしてきました。今日までの一日一日は、時にゆっくりと、しかし大方が流れるように早々と過ぎ去っていき。新たな制服をわくわく心地で着てから、一年が経とうとしていることに驚きを感じます。

一切長く感じなかったこの一年では、言い尽くすことが出来ないほどたくさんのことがありました。今では打ち解けた表情で談笑するようになった私たちも、当初は比べ物にならないくらいの緊張があったことでしょう。印象に残っている行事は多くあり、体育祭・文化祭がやはり大部分を占めています。そしてこれら等の行事が、私たちクラスは勿論、学年もの団結を深めてくれました。

アカデミーコースで一つのチームになり、見事総合3位を獲得させていただいた体育祭。先輩方の勇姿は忘れることが無いでしょう。終わってからのかなりの日焼けも、今ではいい思い出です。

クラスの目的を一つにした文化祭。皆で活動することによって、クラスメイトの思わぬ才能を発見することがあったり……。賞よりも大事なものを得ることが出来た良い機会でした。

アカデミーという一種の“縛り”は、正直言って遠ざけたい時期がありました。他のコースよりも勉強に重点を置いたこの場では、ほかの人とはまた違う辛さがあります。けれど親しくなるうちに見えてきた周囲の子の夢や目標。自分を高める場として最高だと気付くのに、そう時間はかからなかったのです。今はもう、勉強が好き!……なんて、まだそんなことは言えませんが、アカデミーが。そして近江高校が好きだということは迷わず言えます。今後も、この私の好きな仲間と共に少しずつ、それでいて確実にそれぞれの夢に向かい歩を進めて行きたいです。

最後になりましたが、3年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。先輩方が悔いの残らない道を歩まれることを、また笑顔で過ごされることを心より願っています。ありがとうございました。

高校生活1年目鈴木 紗弥(長浜西中出身)

2014年1月私たちは入学してから10ヶ月が過ぎて行きました。入学したときは、正直不安しかありませんでした。高校はいろいろな学校から自分のしたいことをするために来る場所だからどんな人がいるのかどんな感じなのかわかりませんでした。いざ入学すると、緊張した雰囲気だしどうやって話し掛けたらいいかもわかりませんでした。でも、その空気が明るくなり始めたキッカケがセミナーハウスでの宿泊研修でした。宿泊研修でのお泊まりがあると、嫌でも話さないとイケないことが出てくるから、そこでコミュニケーションが始まって自然に仲良くなりました。次の学校行事の遠足ですが、長浜でした。私は、バスで遠方へ行くものだと思っていたのですが、地元だったから面白く無いと思っていたけどみんなの案内役ができて、楽しかったのを覚えています。体育祭も先輩からダンスを教えて頂きました。個人の競技に出て応援して応援されて熱くなりました。文化祭では画ビョウでひこにゃんを制作しました。地味で1B1には、似合わない作業だらけだったけどそれでも一生懸命取り組んでいた姿はみんなイケメンでした。鋲を刺し終わった後ひこにゃんを一部壊してしまったりとかハプニングが沢山あって大変でしたがとても可愛い1B1ひこにゃんが出来上がりました。

キャリアコースに入学して、今まで勉強したことのない簿記・情報処理・ビジネス基礎・の3教科が増えました。特にビジネス基礎と簿記ははじめてでやさしいのか難解なのかわからなくて複雑な気持ちでいっぱいでした。でも、そんな気持ちを吹き飛ばしてくれたのが先生方の存在でした。簿記の伊藤先生は、元気いっぱいの先生で毎回の授業がとても楽しくて分かりやすく教えてくれます。黒板早書きが得意な伊藤先生には、圧倒されます。ビジネス基礎の臼井先生は、ゆっくりゆっくり丁寧に授業をして下さいます。クラスのある子は、一見怖そうですが優しい臼井先生のギャップがいいと言っていました。情報処理の石田先生は、優しくて困っているといつも助けてくれる先生です。練習問題を授業の中で1つ1つ丁寧に説明して下さるので、全く知らなかった事も石田先生の授業を受けると自然に覚えられます。他の教科の先生方も難しかったり困ったとき、私達を励ましてくださり一年間ありがとうございました。そのお陰で今の私達がいます。商業科キャリアコースの私達は、3年間このメンバーです。まだまだ、沢山頑張る余地はあります。だから、今年以上に来年はフルパワーで真面目に一生懸命頑張ろうと思います。

最後に部活の事を書かせていただきます。私は吹奏楽部にはいってもうすぐ一年になります。入ったときは、右も左もわからなくて不安しかありませんでした。中学時代とは違うことが多いのでもう一回新しくやらないといけませんでした。私は打楽器をしていました。高校でも、打楽器で入ったとき 基本的に全部違うといわれました。正直そんなこと言われてもわかりませんでした。でも、それから、3人の先輩が毎日交代で1対1でマイナスからの私の基礎力の癖直しを一緒にしてくださったお陰で完璧とはまだ言えませんが癖は直ってきました。夏のコンクールにマーチングなにもかもはじめてで不安で押し潰されそうになった時いつも側にいてくれたのは同じパートの3人の先輩と4人の同期です。私は特にこの7人に出会えて本当によかったと思うし、打楽器パートで幸せだなとおもいました。吹奏楽部は楽しい事より辛くて苦しい方が多い部活です。でも、そのなかで支え合う仲間ができました。吹奏楽部で学んだことは、無理といって簡単にあきらめてはいけないこと、感謝の気持ちを忘れない。等です。わたしは、もうすぐ先輩になります。尚更まだまだやらないといけない課題は沢山ありますが、この1年で学んだ事を生かして頑張りたいと思っています。