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JICA Volunteers to Jamaica

(https://www.jica.go.jp/より抜粋)
JICAが募集する海外ボランティアは、開発途上国の人々と共に生活し、働き、彼らと同じ言葉で話し、相互理解を図りながら、彼らの自助努力を促進するように活動する、草の根レベルのボランティアです。開発途上国または日系人社会からの要請に基づき、それに見合った技術・知識・経験を持ち、「現地の人々のために活かしたい」と望む方を募集し、選考、訓練を経て派遣します。日本政府のODA(政府開発援助)の一環としてJICAが実施しています。

(1)開発途上国の経済・社会の発展、復興への寄与
(2)異文化社会における相互理解の深化と共生
(3)ボランティア経験の社会還元


20170518 higuchi2017/05/18 活動報告授業

樋口先生が1ヵ月のボランティア活動を終え、無事帰国されました。自らをグローバルな人材として、異文化を理解しコミュニケーションすることの大切さを生徒らに伝えるため、7年前にモルディブで2年2ヵ月、その後はカンボジア・台湾で音楽教育に取り組み、昨年末には吹奏楽部70名とともに初の海外・台湾遠征も果たされました。今回は1・3年生の芸術選択の授業で、ボランティア活動の意義やJICAの仕組み、海外から日本を見ることの素晴らしさを説かれました。また、現地の大変からい〔ホットソース〕をお土産に学食へ持ち込み、「現地の物よりも数倍美味しすぎる」ジャークチキンランチも実現。「今、居る環境がつらいと思う人もいるかもしれないが、日本がどれだけ安全で安心なのかということが分かった。また、セントジャゴ中高等学校にも全く同じような校則があり世界レベルで当たり前のことなんだと知った」


2017/04/10 報告
近江高等学校音楽科 樋口 心(ひぐち しん)

グローバル化が加速する社会の中で、国際社会において活躍できる「グローバルな人材」を学校教育の中で育成することが重要になっています。そのため本校でもハワイへの旅行、ネイティブによる英語教育などを行っています。そのような中で、まず教員自身が異文化の中に身を置き、現地の人とコミュニケーションを行う中で自らが「グローバルな人材」になる必要があると考えました。

日本政府のODA予算により独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施するボランティア事業の中で、前回は青年海外協力隊として半年訓練を受けて2年間モルディブ共和国へ赴きましたが、今回は短期シニア海外ボランティアという制度を利用しジャマイカに派遣されています。指導の期間は1ヵ月で、4月26日に日本へ帰国予定です。

ジャマイカは中央アメリカ、カリブ海にある島国で、面積10,991㎢(滋賀県の約2.5倍)、人口280万人(滋賀県の約2倍)です。ポピュラー音楽の一つであるレゲエ発祥の地であり、コーヒーのブルーマウンテンの産地であり、陸上選手のウサイン・ボルトの母国でもあります。また、非常に治安の悪い国の1つでもあり、人口10万人当たりの殺人発生率は2016年に国連が発表したデータによると世界6位(1日に3件近く)となっており、これは日本の約90倍にあたります。そのためボランティアでジャマイカに派遣されている私はJICAジャマイカ支所より、18時以降の徒歩での移動を禁止されています。

現在、首都キングストンで、平日の午前はエドナマンレー芸術大学、午後の前半はアルファ学院、後半は日替わりでキングストン大学付属中学校、セントジャゴ中高等学校で音楽の指導を行っています。また夜は演奏会のリハーサルが入ることもあり、充実した毎日です。エドナマンレー芸術大学はジャマイカで唯一の音楽科がある大学です。日本の音楽大学のようなクラシック音楽中心では無く、ジャズやレゲエを好んで演奏する生徒がほとんどです。この学校ではトランペットの個人レッスンを中心に活動を行っています。金管楽器の専攻生はトランペットの3人だけで、生徒の1人は非常に優秀な生徒でクラシック音楽に強い興味を持つ大学の中では珍しい存在で、日本の音楽大学でも充分に通じるレベルです。もう1人はジャズを中心に演奏をしている生徒ですが、即興演奏も軽々こなし高い才能を感じます。アルファ音楽学院は、義務教育(ジャマイカでは日本の高校2年生までが義務教育)を途中で様々な理由により行くことが出来なくなった子どもたちに支援を行っている機関です。そこで楽器の演奏技術を身に着け、軍の吹奏楽団に入ることを目標にする生徒もいます。家庭環境が複雑な生徒が多いようですが、躾がきっちりされており礼儀正しい生徒がほとんどです。

キングストン大学付属中学校では、この学校の生徒だけではなくナショナルユースオーケストラに所属する子どもたちの指導を行っています。セントジャゴ中高等学校は、首都キングストンからは少し離れたスパニッシュタウンにあります。このスパニッシュタウンはJICAジャマイカ支所より危険地域としてボランティアの立ち入りが禁止されているのですが、今回はタクシーでの移動を条件に特別に許可をいただいています。非常に元気な生徒が多く、練習は若干崩壊気味です。現地の先生のいうこともあまり聞いていないように見えます。

現在、ジャマイカに来て2週間が経過しました。音楽指導以外で感じたことを私見ですが少し述べます。

食事はジャマイカの文化に触れたいと思い、できるだけ外食をするようにしています。名物は「ジャークチキン」というスモークチキンのようなものです。数度食べましたがこれは非常においしいと思います。他は総じて「塩辛い」というのが感想です。煮込みのような料理を食べても、スープを飲んでも塩分が強いように感じます。また、お弁当のようなものをよく買うのですが、ほとんど野菜が入っていません。肉や魚のたんぱく質と米、パスタなどの炭水化物のみで構成されていることがほとんどです。

自動車は日本車が90%以上といった印象です。ほとんどが中古車だと思います。ジャマイカは日本と同じ左車線なので右ハンドルの日本車が好まれるのかもしれません。運転は日本人より若干荒いような気もしますが、歩行者を優先する場面をたくさん見ました。道路は所々穴が開いており、器用に避けながら運転をしてます。気候は想像していたよりも暑くはなく、夜はクーラーが無くても快適に寝ることができます。昼間も暑いですが汗を大量にかくことはありません。これは湿度が低いことが関係しているのかもしれません。

一番驚いたことは非常に物価が高く、物の値段は全て日本と変わりません。パン、アイスクリーム、缶詰、洗剤、なんでもほぼ同じです。野菜に関しては日本より高い物もあります。これはジャマイカが島国であり、ほとんどのものを輸入に頼っていることが原因だと思います。先ほど書いたお弁当に野菜が少ないのも値段が高いことが原因かもしれません。

日本に戻った時に、生徒に沢山の経験を伝えられるよう、あと2週間積極的に活動を行います。

20170410 樋口

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