
今回,派遣チームの監督も務めた本校・多賀監督。
最終日の交流戦ではブルーのユニフォームの
ミャンマーチームの監督を務められたそう。
野球を通した人間教育を目指す多賀監督らしい視点で,
また素晴らしい体験をされたようです。
『感 謝』
近江高等学校 副校長
硬式野球部監督 多賀章仁
12月23日午前11時,関西空港を出発,バンコク経由でヤンゴン空港に到着したのは,現地時間の午後8時頃,辺りはとっぷり日が暮れていた。機内から一歩出ると,夏を想わせる熱気。南国独特の空気に包まれながらタラップを降りた。
2年前に伊東先生を通じて初めてミャンマーの野球事情と岩ア氏の人柄を耳にし,その後,何度かお会いする度に「その気にさせる人だなあ」という思いが強まった。酷暑の夏に,“気合い”を届けに本校を訪ねて頂いた時,別れ際「12月,ミャンマーでお待ちしてます」と固く両手で握手し,さらにその隣で,献身的に岩ア氏を支える美しい奥様が,ニッコリ微笑んで「先生,私信じてますから」とダメをおされ,これは正直「12月は、自腹切って何としてもミャンマーにいかなあかん!」と勝手に決意した自分を思い出しながら混雑する空港内で,一段と日焼し,精悍なミスター岩ア氏と再会した瞬間,「この人の“人間力”に引き寄せてもらったんだ。そして同時に,この研修は,大成功のもとに終わる」と私は強く思った。
「意を体して」「意を尽くして」文字どおり献身的に,しかも情熱的に双方の選手に関わってくれた宮崎ヘッドコーチを筆頭に,神谷・井ノ尾・伊東のコーチ陣,久田理学療法士,審判の岡田さん横田さんには感謝の言葉しかない。また,選抜メンバー18名が日に日にミャンマー選手と心のキャッチボールを展開してくれたことには,頭が下る思いがした。自画自賛ではあるが最終戦,引き分けたゲーム後にその場にいるすべての人がミャンマー野球史上最高のゲームと称賛している様に感じ,私もとても幸せだった。と同時に,このスタッフと選手なら日本一のチームが出来ると思った。たかが6日間,されど6日間。夢がふくらんだ。30年先か50年先か,ミャンマー野球が最盛期を迎えた時,初代ナショナルチームの監督は,“大和魂”と“甲子園の心”をミャンマーの若人に伝え,ミャンマー野球は成長を遂げた,と称賛される日が必ず来ると今回研修に参加した誰しもが思ったにちがいない。岩ア氏には,いや“岩ア夫妻”には,先駆者としてのカリスマ的“人間力”があるんだと改めて敬服した。
最後になりましたが,今回同行いただいた高野連会長町田先生・理事長小森先生・副理事長加藤・木両先生には,厚く感謝の意を申し上げたいと思います。とりわけ小森先生には,見事な企画により中身の濃い,貴重な研修をさせて頂きました。お礼の言葉もありません。それは選手達18名も同じだと思い
ます。この先,人として大切な「もの」を忘れかけたとき,この研修のある一コマを思い出せば必ず「その気」になると思います。“心温かきは,万能なり”先生から教えられました。本当にありがとうございました。

【ミャンマー野球支援先】
郵便振込口座 0027−9−93108 名義人 岩崎 亨(イワサキ トオル)
【ホームページ】
《岩崎無双塾》