
今年で3年目の渡緬になる伊東教諭。
近江高野球部の生徒と同じようにミャンマーの選手らへ
熱い思いを持っておられるようです。
『ミャンマー野球研修に参加して』
近江高等学校 硬式野球部責任教師 伊東 洋
私は04年,日本高野連を通じて本校の海外研修制度を利用して,ミャンマーでの指導研修を行いました。滋賀県高野連理事会でその報告をしたのを契機に,05年は指導者による指導研修,そしてこの06年末には,2年生を対象に選抜チームを結成して野球研修を行いました。
野球途上国への研修は,高校野球ではあまり例がないと思います。しかし世界に羽ばたく人材の育成や,我々にもできる国際貢献という視点に立つと,とても意義のある研修だと判断され,実施されました。今回は親善試合だけでなく,両チームの選手・指導者を混成してのミックスゲーム,また選手同士でのポジション別技術練習など,お互いに意義ある交流を行いました。また幼児開発センターでの文化交流や,選手宅の訪問など,グランド以外の研修も充実したものとなりました。
ミャンマー野球は00年,元国連職員の岩崎亨氏がミャンマー人に指導を始め,2005年にIBAF(国際野球連盟)加盟承認されました。同年夏には2ヶ月,日本で合宿を行ったため,各メディアが報道しご存じの方も多いかと思います。同氏の指導は,野球を通じて貧しい青少年に夢や勇気を与え,人間形成を行うという方針であり,まさにアマチュア・学生野球の精神と同じといえます。また選手達も,純真でひたむきに野球に取り組んでおり,貧しく悪い環境の中でも,野球の「原点」を教えてくれます。我々が現地に赴くのも,指導者・選手達に肌でそのことを感じて欲しいからです。しかしこの国は世界でも最貧国にランクされ,野球道具だけでなく野球連盟の活動資金も慢性的な不足の状況です。現在までプロ・アマ各方面から物的支援は行われてきましたが,これからは人的支援,特に試合をしていただけるチーム・組織の支援を心から願っております。ミャンマー野球に触れれば,必ず我々が忘れている本当の「心の豊かさ」を教えてくれます。
【ミャンマー野球支援先】
郵便振込口座 0027−9−93108 名義人 岩崎 亨(イワサキ トオル)
【ホームページ】
《岩崎無双塾》